日本酒のサブスク・定期便であるSAKEPOST(サケポスト)を調査しました。体験レビューも掲載。
- 自分に合っているかな?
- 他のサブスクと比べてどうなの?
といった疑問の解消をお手伝いします。
また、
も紹介しています。
もくじ
SAKEPOSTは日本酒の少量パウチパックがポストに届くサブスク
SAKEPOSTは、100mlごとにパッキングされた日本酒3銘柄が月1回、自宅の郵便ポストに届く日本酒のサブスク・定期便です。
- 日本酒を飲みたいけど少量で十分
- いろんな銘柄を呑み比べ・利き酒したい
という人にピッタリ。
初心者さんにとっての日本酒は、オシャレ感に乏しく、アルコール度数が高く呑み残しそうなので、敷居が高いと感じがち。でも、SAKEPOSTは飲みきりサイズだし見た目の古臭さ・重厚感がないので、「日本酒を呑んでみようかな」という気分にさせてくれます。
また、日本酒通の人にとっては、手に入りにくい地酒を味わえるチャンス。また、1度に3銘柄を呑み比べることができ、100mlアルミパウチに入っているので呑み残しはありません。
なお、提携している酒蔵は、新潟県が中心です。
さて、SAKEPOSTの特徴は次の5つです。
ひとつずつ、見ていきましょう。
新潟県の地酒が自宅に届く
SAKEPOSTは、新潟県の38の酒蔵と提携しています。新潟の地酒が、自宅に届きます。
1ヶ月に3銘柄の日本酒を飲み比べできる
配送頻度は月1回。1回の配送で3銘柄が届くので、毎月呑み比べができます。
1度届いた銘柄は、向こう12ヶ月間は届かない配慮がされているので、1年間で36銘柄を味わえます。
なお、銘柄が分からないパウチに入ってくるので、利き酒もできますよ。
日本酒を飲み慣れていない・少量で十分な人にピッタリ
- 日本酒に馴染みがない
- 日本酒は少量で十分
という人にとって、一升瓶はもちろん、4合瓶(720ml)でさえ多く感じてしまうもの。日本酒のサブスクの主流は4合瓶なので、飲み残してしまうかもしれません。
しかし、SAKEPOSTは100mlパウチの飲みきりサイズなので
という人にピッタリです。
サケポストめっちゃいいやん!大量に飲みきれないからこういう量ありがたい!
— ほしみち (@hoshikoyade) November 22, 2021
銘柄不明のパウチで利き酒|先入観なく風味を楽しめる
日本酒が入っているパウチには銘柄が書かれていないので、銘柄、土地、評判、受賞歴などに左右されることなく、純粋に味の違いを楽しめます。
なお、パウチのウラ面にあるQRコードをスマホで読み取ると、銘柄を確認できますよ。
あああああ!
なんか記憶にかする酒だなぁと思ったら、
何度も飲んでるあの酒蔵じゃないか!
なんでわからなかった!#サケポスト #いなりみく #ツイッター晩酌部— six-instruments (@SF24843093) March 12, 2022
日本酒好きのコミュニティに参加できる
マイページにログインすると、SAKEPOSTユーザーとつながることができます。感想を伝え合ったり、批評・論評を投稿したり。まるでSNSコミュニティのよう。
蔵元にメッセージを送ることもできるんです。
サケポストやってるんですけど、感想を送ると蔵元の人からお返事が来るんですね…なんだか素敵なお返事で、本当にどれも美味しいですので頑張ってください???? pic.twitter.com/9RLyp6lkLp
— たたみもち?????? (@tatamimochi_M) February 12, 2022
SAKEPOSTの口コミ評判
SAKEPOSTの口コミ評判をSNSで調査しました。良い口コミ評判と悪い口コミ評判をお伝えします。
悪い口コミ1:料金が高い
サケポスト、もうちょい安けりゃ頼むんだけどね。3口2千円はキツい。
— 氷花 (@one_my_dream) October 25, 2022
唯一、SAKEPOSTに対する悪い口コミは料金の高さに対するものでした。
当メディア「サブスクひろば」では、他社の日本酒サブスクも調査比較しているのですが、SAKEPOSTの1回単価は安いものの4合瓶と同じ量(720ml)を呑んだ場合は割高なことが分かっているので、「高い」という感想はまさにそのとおり。
よって、「普段から日本酒を呑んでいる」「1回の飲酒で1~2合は呑める」という人なら、「サケポストは高い」と感じやすいでしょう。
良い口コミ1:利き酒ができる
利き酒が手軽に出来て満足(  ̄? ̄ )
PR https://t.co/u34fCNIqJp#日本酒定期便 #日本酒サブスク #飲み比べ #新潟日本酒 #お酒好き #日本酒おすすめ #sakepost #おうち晩酌 https://t.co/RzYRvDluYS pic.twitter.com/vP3KLCwBZZ
— ?ゆきんこ? (@yuki_happy1107) January 2, 2023
- 100mlの少量パウチで届く
- パウチの外観から銘柄が分からない
という特徴を生かして、利き酒ができます。
お酒の封を切ったら、品質は徐々に落ちていくもの。4合瓶(720ml)で利き酒するときのように「何本も開けなきゃならない」「あらかじめ銘柄が分かってしまう」といったことがありません。
良い口コミ2:好みの日本酒と巡り合えた
日本酒のサブスク「サケポスト」を3ヶ月だけやってみたけど1個だけめちゃくちゃ美味しいお酒と巡り会えたので収穫ありました。これです。絶対リピします pic.twitter.com/gDczbHjWIs
— やぶ (@yabu999) December 30, 2022
- 「近くの酒屋や量販店では買えない新潟の地酒」
- 「普段なら買わない銘柄」
が届くので、知らない味に巡り合えるのもSAKEPOSTの良いところ。
するのにピッタリですよ。
SAKEPOSTを使ってみた!実体験レビュー
結論からいうと、銘柄、評判、ラベルの見た目など先入観ゼロで味を楽しめるので、日本酒を公正に評価するにはうってつけ。日本酒を愛してやまない人なら日本酒の知識が増えますし、日本酒ライトユーザーなら自分好みの銘柄探しができます。
飲み切りサイズなので、ほろ酔い状態で終わるのも良い。大人のたしなみ?
が、月額1,210円(送料除く)なら負担感も少ないので、続けてみるのもアリと思いました。
SAKEPOSTには、3回の最低受け取り回数があります。
では、ここから、画像と一緒に紹介していきます。
SAKEPOSTは、一切ワクワク感のない袋に包まれてポスト配送で届きます。見た目からは、SAKEPOSTということが分かりません。もしかしたら、20歳未満の家族に「お酒が届いた」ことを知らせないための配慮なのかも。
袋から取り出した箱に、SAKEPOSTのロゴが印刷されています。箱のサイズは
奥行16cm × 幅23cm × 高さ:2.5cm
で、我が家の投函口が小さいアメリカンタイプのポストにさえすっぽり入っていたため、「ポストが小さいので受け取れない」ということはなさそうです。
箱のウラには、「日本酒在中」の文字。明らかに未成年対策。ポストに届くがゆえに、誰が受け取り、誰が開けるか分からないからこその配慮でしょう。
では、箱を開けてみます。
開封一番、崩れてましたw
本来なら、このように入っている(ハズ)。
パウチを手に取ると、思ったよりも量があると感じました。そこで、急きょ、おちょこと並べてみることに。
2勺(しゃく)のおちょこと比べると分かるのですが、100mlの少量パックとはいえ、意外と大きめ。
1勺=18ml、2勺=36ml。パウチ1つあたり、画像のおちょこで約3杯分です。
「日本酒を10年以上飲んでないし、飲み切れるかな?」と一抹の不安を覚えますが、意外といけた!
ちなみに、容器の開け口に切り込みがあるので、手で開けられます。が、切り口がバサバサするので、おちょこに上手く注ぎにくくなりますから、ハサミでカットするのがおすすめ。
同封される「楽しみ方ポストカード」にも、ハサミでカットするよう注意書きが添えられています。
なお、パウチのSAKEPOSTロゴは、紙のシールを貼ったもの。これには安っぽさを感じましたし、最後の一滴まで絞り出すとき、シールの段差が指に触れて違和感を覚えます。パウチに直接プリントされていれば、イケてるのになぁ。
日常酒プラン(最安値プラン)は、シールを貼ったパウチかも。吟醸酒プランは、ロゴ+男性のイメージ画像なので、パウチにプリントされてると考えるのが妥当です。
さて、1パウチ飲み干したら、SAKEPOSTで最も大事な作業「QRコード読み取り」をしましょう。
パウチ裏面に表示されているQRコードをスマホで読み取れば、呑んだ銘柄が分かる仕組みに!
QRコードを読み込み(画像全4枚・右スクロールできます)
お酒情報ページでは、
- 呑んだお酒の倉名や商品名などの情報
- 自分の感想4項目(香り・味わい・合わせたいおつまみ・美味しいと思う温度)
- 酒蔵への意見・感想
を知る、投稿する、共有することができます。
お酒情報ページにアクセスして、「そうか!SAKEPOSTって、掛言葉なのか」と気付きました。sake(酒)+postって、
- 酒がポストに届く(郵送する)
- 酒の情報を掲載する・投稿する
上記2つを連想させる言葉なんです。上手いネーミングだなぁ。もちろん、お酒も美味いです。SAKEPOSTで届くお酒は酒どころ新潟の地酒ですので♪
SAKEPOSTと他社日本酒サブスクを比べた注意点
SAKEPOSTが他社の日本酒サブスクよりも劣る点は、次の2つです。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
4合瓶の日本酒サブスクより1,000円ほど割高
本醸造・純米酒・普通酒が届く「日常酒プラン」は、100ml×3パウチで月額1,210円。「吟醸酒プラン」は、100ml×3パウチで1,980円。この料金を4合瓶サイズに換算すると、1,000円~2,000円ほど割高です。
プラン | 日常酒プラン | 吟醸酒プラン |
容量 | 300ml | 300ml |
料金(送料除く) | 1,210円 | 1,980円 |
720ml当たり | 2,904円 | 4,752円 |
日常酒プランは、720mlで2,904円に送料を加えると3,168円。4合瓶の日本酒サブスクなら、吟醸酒が手に入る料金帯(3,000円~4,000円)です。
吟醸酒プランは、720mlで4,752円に送料を加えると5,016円。4合瓶の日本酒サブスクは3,000円~4,000円で吟醸酒が届くので、1,000円~2,000円ほど割高です。
とはいえ、
- 利き酒を楽しめる
- 1度にたくさんの銘柄に出会える
- 日本酒を呑んでみたいけどごく少量でいい人にピッタリ
という付加価値があるので、料金に見合ったサービスと感じました。
けれども、「4合瓶でも飲み切れるから安い方がいい」という料金重視の人は、日本酒サブスクの比較から安いサービスを選ぶのがおすすめです。
▼料金が安い日本酒サブスクが分かります 全国の地酒が届く日本酒のサブスク・定期便のなかから、おすすめ9選(少量パウチ2選・4合瓶入り7選)を厳選して比較しました。 が分かりますよ。 といった疑問の解消もできますし、失敗しない選び方もご紹介し ... 続きを見る
参考日本酒のサブスク・定期便おすすめ9選比較|少量パウチ・安いサービスも紹介
3回の最低受け取り回数が設定されている
SAKEPOSTは、お酒を3回受け取らないと解約できません。
解約縛りを避けて、別の日本酒サブスクサービスに申し込むのもアリ。しかし、ほとんどが4合瓶が届くサービスばかりです。
- 解約しばりなし
- 少量パウチが届く
の2つを満たした日本酒サブスクにSAKEFLIGHT(サケフライト)がありますが、SAKEPOSTと同じ100ml×3パックの月額料金がSAKEPOSTの1.5倍~3倍もするので、SAKEPOSTの方が良いと考えることもできます。
参考少量パウチ(100ml)の日本酒サブスクおすすめ2選比較
SAKEPOSTの料金プラン|3つから日本酒のグレードで選べる
プラン | 日常酒プラン | 吟醸酒プラン | ダブルプラン |
月額料金 | 1,210円 | 1,980円 | 3,190円 |
送料 | 264円 | 264円 | 無料 |
内容量 | 100ml×3 | 100ml×3 | 100ml×6 |
日常酒プラン
本醸造・純米酒・普通酒のいずれかが届きます。
吟醸酒プラン
純米吟醸・純米大吟醸・吟醸酒のいずれかが届きます。
ダブルプラン
日常酒プランと吟醸酒プランの両方に申し込むのと同じ。ですが、送料無料なので528円(送料264円×2回)お得です。
おすすめプランは、次のとおりです。
- 日本酒を呑み慣れていない人:日常酒プランから初めて吟醸酒プランへ変更
- 利き酒したい人:吟醸酒プラン・ダブルプラン
- いろんな銘柄を味わいたい人:ダブルプラン
SAKEPOSTの解約方法
SAKEPOSTの解約手順は、次のとおりです。
- SAKEPOSTマイページにログインする
- 「プラン管理」を選択する
- 「プランを解約する」ボタン押す
解約画面に迷わずいけますよ。手続き完了までの所要時間は、おおよそ3~5分です。
申し込みから3ヶ月間(3回受け取りまで)は解約できません。
まとめ:SAKEPOSTは利き酒や日本酒初心者向けの定期便
SAKEPOSTは、料金が割高ですが、少量パック(100ml)で外観から銘柄が分からないため、
- 利き酒を楽しんでみたい
- とりあえず日本酒を試してみたい
- 飲みきりサイズを探しているけど、ワンカップや少量瓶では多い
という人にピッタリ。
日本酒を呑み慣れない初心者さんから、日本酒の知見にあふれた上級者さんまでが楽しめますよ。
SAKEPOSTは、日本酒が届くだけのサブスク・定期便というよりは、エンターテイメント性を兼ね備えた日常を豊かにしてくれるサービスであると感じました。
▼日本酒サブスク・定期便のおすすめ比較 全国の地酒が届く日本酒のサブスク・定期便のなかから、おすすめ9選(少量パウチ2選・4合瓶入り7選)を厳選して比較しました。 が分かりますよ。 といった疑問の解消もできますし、失敗しない選び方もご紹介し ... 続きを見る
参考日本酒のサブスク・定期便おすすめ9選比較|少量パウチ・安いサービスも紹介